消えてしまう

 私の母は古い家に一人暮らしです。高齢になり食事も自分で作れなくなり、夕食の準備は子供達の夫婦が交代で行っています。
 ガスコンロは、母がまだ台所でちょっとした物を作る事が出来た頃、何度も鍋を焦がした事があり、危険なため古くてセンサーの付いていないタイプを空焚き防止センサー付きのコンロに即刻買い換えました。少し痴呆も出だし、自分がコンロを使っている事を忘れてしまうためです。
 こうして、母の食事の準備は子供夫婦が交代で始める事になったのです。
 食事を母の台所で作るようになったある日、湯沸し器の調子が少しおかしい事に気付きました。時々、ゴーと大きな音を立てることが起こったのです。
 古い木造住宅で、換気扇もきっちり回しているので、不完全燃焼でも、すぐに問題が起きる事はないと、暫くそのままにしていましたが、ある日ゴーと音がした後に、湯沸し器が消えてしまうようになりました。
 さすがにこうなるとガス湯沸し器の不完全燃焼での事故が、心配になりました。さっそくホームセンターに出かけ、新しい物に付け替えてもらうように注文しました。2日後工事にこられ、ガスのホースもワイヤー網が入った耐熱性の高い安全な物に取り替えてもらいました。
 もうどれほど長く使っていた湯沸し器か知りませんが、もし私達が気付かず、母がそのまま使い続けていたらどうなっていたか考えると少しぞっとします。
 安全に関する事は、やはり早めの対処が必要です。



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